知っていると毎日が快適に過ごせる照明のお話 板橋大山 眼鏡

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意外に知らない「照明」の話。

老眼世代の皆様、正しい眼鏡をかけているのに夜の読書やスマホ、凄く疲れると感じませんか?

最近では標準になりつつある「LED照明」について、省エネですが良いことばかりなのでしょうか?

年齢と明るさの関係

江戸時代の大奥には『夜なべ仕事に針を使ってはいけない』という金言がございました。夜に行灯で針仕事をすると明るさが足りず見えづらいので、針を置き忘れて大事になってしまうという教訓から来たものです。それ故に江戸時代の針仕事は明るい昼間にするようになったとの事です。

電気という照明がない時代、必要な「明るさ」を確保して針仕事など細かい作業をすることがいかに大変だったかをうかがい知ることが出来ます。

現代に話を戻します。あまり知らせていない照明の話ですが、読書をしたり近業の仕事に必要な「明るさ」を20歳の時に「」としますと40歳代はその「1.5倍」60歳代は「2倍」となります。80歳代ではなんと「3倍」です。

「新しい眼鏡、ホソイさんのお店では新聞の株式欄もよく見えたのに、家に帰ったら何か本も新聞も読みづらい」とお客様からお問い合わせ頂くことがあります。お話を伺ってみると、若いころと同じ照明環境でお過ごしで、明るさが足りない場合が多いのです。

足りなくなるのは加齢による水晶体や硝子体のにごりが原因と言われていますが、年齢とともに照度の高い照明と質の良い照明器具への交換もしくは増設がおすすめです。詳しくはとても書き切れませんのでぜひご相談ください。

LED照明とブルーライトカット

さて次は話題の「LED照明」です。良い点は政府広報や照明器具業界が公表している通り「電気代の節約」と「器具の寿命の長さ」です。とてもわかりやすい長所です。眼鏡屋として気になるのがLED照明が『目の健康を守る光』であるかどうかです。この重要な『安全性』はまだ完全に証明されていないのが現状です。LED光源は構造上、一定方向から光を発するのと光の波長が短い青色光が多く使われているため眩しく目が疲れやすくなります。

特にお子さんや若い世代の方々はLED照明を多く使うパソコンやスマホの使用の頻度と累積が多くなります。このため眼のフィルム部分にあたる『網膜』への影響を多く受け易いので将来に渡って充分な注意が必要です。その対策で現在できることは「ブルーライトカット」ということになります。

有害な青色光を取り除く「ブルーライトカットレンズ」は一定の効果はございますが、「色の有無」「製造方法の違い」などによって性能がかなり違ってまいります。当店ではご用途などをお尋ねしてから適切なレンズをお勧めしております。

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